お世話になっております。
ジーンズショップサードダウンの道端です。
ジーンズを販売していると、たまにお客様から「糊付けした方がよいですか」と聞かれることがあります。
基本的には、お客様が購入したジーンズなのでご自由にして下さって良いと思っておりますが、「穿きながら様子を見て判断しても良いのではないでしょうか」と回答しております。
シュガーケーンを始めとするヴィンテージをモチーフにした日本製ジーンズは、ヴィンテージジーンズに近づけようと、糸を紡績の段階からムラ糸になるようにつくられ、ロープ染色の回数や時間にこだわり、旧型の織機で時間をかけて糸が織られてデニムになり、アメリカで当時行われていたような合理的な分業方式で専用ミシンを使用しながら縫製されて1本のジーンズが作られております。
こういったヴィンテージモチーフの日本製ジーンズは基本的には、糊付けしなくとも、そのまま普通に穿いても良いアタリやヒゲがつき、良い色落ち(洗濯の方法、タイミングや回数に大きく影響を受けますが)になると個人的には思っております。
またジーンズの糊付けは、元々その生産方法からヴィンテージの様な色落ちにならないジーンズに対して行う方法とも思っております。
私自身も上記のような思いから所有するジーンズに糊付けした事はありません。
また、当店で現在取り扱っているシュガーケーンやバズリクソンズのワンウォッシュジーンズは、わりと糊が少し残った様な生地感で少々ゴワゴワしております。このワンウォッシュから穿き育てても良いアタリ・ヒゲが期待できるかと思います。
繰り返しになりますが、糊付けする・しないのご判断は購入したお客様が自由に決めて良いと思っております。自分で糊付けして穿いて経年変化を味わうことに大きな楽しみがあることも理解しているつもりです。
以上ジーンズの糊付けに関する考えを記してみました。
それではまた!
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